「アルバイトの教育がうまくいかない…」
「思うように動いてくれない…」
そんな悩みのある店長さん、社員さん向けの記事です。
1日目の記事はこちら→【飲食店】アルバイト教育論:入社1日目〜
・高校3年生で居酒屋のアルバイトを始める
・大学の建築学科に進学
・アルバイトリーダーになる
・在学中にアメリカに短期留学
・卒業後新卒で飲食店に就職←ここの話です。
・半年で店長に昇格
・新卒から2年でプログラミング勉強
・7年間務めた居酒屋を退職
・エンジニア独立に向けて修行中
【飲食店】アルバイト教育論:入社2日目〜
前回の記事を見てない人はこちらから→【飲食店】アルバイト教育論:入社1日目〜
続きからやっていきます。
前回の振り返り
2日目、出勤したら、前回の宿題をできたかどうか確認しましょう!
前回の宿題は、「家に帰ってからメモ帳を見返す」でしたね。
その後は、前回何やったかを、本人に言ってもらいましょう。メモ帳を見返していれば、ある程度覚えているはずです。
そのスタッフに合わせて教育をしていく
ここからはそのお店の仕事内容、役割、ポジションなどによって変わってくるので、具体的にこれをやっていきましょうというのは、難しいです。なので、教育をする上での考え方を共有していきます。
スタッフ教育NGパターン
よくあるNGパターンとして、
- ①口頭で教える
- ②やってみてみてもらう
- ③終了
- ④実践へ
こういうパターンがありますが、実際そんなにうまくいくことばかりではないです。
大事なのは、「正解の確認」と「フィードバック」です。
なんでもそうですが、教育というのは、「理想と現実のギャップ」を埋めていく作業です。
具体的にいうと、「理想→100点の正解」、「現実→スタッフの現時点」ここにある「ギャップ→差」を教えて、100点に近づけていきます。
なので、このようにします。
スタッフ教育OKパターン
- ①店長・社員さんが100点の正解を見せる
- ②見せながらメモをとってもらう
- ③質問があるか、確認
- ④やってみてもらう
- ⑤フィードバック
- ⑥やってみてもらう
- ⑦フィードバック
- ⑧実践へ
これが、理想の教育の仕方です。
もちろん最初から出来ていれば、そのまま実践へ言ってもらって構いませんが、難しいことをやってもらう時などは、しっかりフィードバックしてあげましょう。
基本、「店長→スタッフ」に仕事などを教えると思いますが、100%で伝わっていくことはありません。伝言ゲームみたいなもので、人から人へ伝えていくと、少しづつズレが生じていきます。
なので、最初の「店長→スタッフ」、ここの部分のクオリティをしっかりあげていくことが、大事になってきます。
失敗体験をさせない
失敗体験と、成功体験というものがあり、
失敗体験→「お客様にビールをかけてしまった。」など
成功体験→「お客様にありがとうと言ってもらった。」など
この、失敗体験をさせずに、成功体験を積ませていく事が大事になってきます。
成長のための失敗体験は、必要になってくる時期もありますが、この段階では必要ありません。
教え方・伝え方
とはいえ、「アルバイトさんが覚えてくれない」や、「伝わっていない」こともあると思います。そういう時に、「なぜ覚えていないんだ!」、「覚えが悪い!使えない!」そんなことを言葉にしてしまえば、アルバイトさんからの信頼は急降下です。
まずは、「自分の伝え方が悪いんだ」と、自責の念を持ちましょう。
僕が教育をする時、「本質を伝える」ということを意識しています。
例えば、「グラスは下の方を持つ」というルールがあるとします。これを教える時に、
「グラスは下を持ってね!」と教えるより、
「グラスは下を持ってね!なぜかというと、上の部分はお客様が口をつけるところだからだよ。」
と、教えてあげたほうが頭に入ります。この、なぜかというと〜が「本質を伝える」ということです。
〜10日目までは、要確認
10日出勤するまでは、2週間から3週間かかるでしょう。この間は、フィードバックを含め、しっかり教育していきましょう。毎回の営業後に簡単にできる宿題を出して、記憶の定着率を高めていきましょう。
【飲食店】アルバイト教育論:10日目終了
ここまでで、アルバイトさんの最初の10日が終了しました。
アルバイトさんの今後の働き方は、この最初の10日で大きく変わってきます。
ここから、
- 新人スタッフ(1ヶ月〜3ヶ月)
- 通常スタッフ(3ヶ月〜1年)
- ベテランスタッフ(1年〜3年)
- アルバイトリーダー級スタッフ(期間は関係ない)
と、成長していきます。ここら辺の教育に関しても、まとめていきます。
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