飲食店マニュアルとして、用語解説、導入メリットを記載してきます。
飲食店マニュアル:用語解説【型】
飲食店用語の「型」について解説していきます。
型とは
型という言葉を聞いたとき、何を思い浮かべますか?
空手の型、柔道の型、茶道の型など、日本で古くからある芸術、スポーツにおいて、「型」という言葉はずっと使われていて、今も使われ続けています。
日本人には、型というものに美しさを見出す感性をもっています。
わかりやすくいうと、「揃っている=なんか心地いい」となるわけです。
型を作るメリット・デメリット
メリット
- ①綺麗
- ②違和感に気づく
- ③迷いがなくなる
解説:
①綺麗 → なんとなく心地いい、綺麗に見える。
②違和感に気づく → 型とは、「普通の徹底」ということで、全員の共通認識として、「普通」を作るということです。なので、普通を徹底することによって、逆に違和感に気付きやすくなります。「ハシが一本ずれている。」や、「胡椒がかかっていない」や、飲食店では御法度の「異物混入」なんかも防ぎやすいです。
③迷いがなくなる → 「料理をセンス良く盛り付けして」という指示をすると、迷ってしまいますよね。それよりも盛り付けの型を決めることによって、迷いが生まれずスピーディに作業できます。テーブルセットも一緒です。
デメリット
- ①型を作るの手間がある
- ②最初覚える必要がある
解説:
①型を作るの手間がある → 最初に型を作る必要があるので、手間がかかります。
②最初覚える必要がある → 型を覚えるために労力を使います。
※上記2つはデメリットですが、メリットの方が大きいので、最初の初期投資することで、のちの作業効率で回収できます。
型の導入例
例)
テーブルセットの型:
- お皿の真ん中にハシを揃えておく。
- メニューはメニュー立てに揃えてお料理メニュー、飲み物メニューの順番。
- メニューの右側に灰皿、左側に取り皿
など。
料理の型:
- お皿の向き
- わさびは右下
- 調味料をかける順番
など。
写真を印刷しておいて、見比べられる状態が望ましいです。
導入し、しっかり統一することによって、スタッフに迷いがなくなり、スピーディになります。ですが、中途半端になると、機能しないので、忙しい時も常にその型も守ることが大事です。
今後こちらのマニュアルも随時更新していきます。
それでは。
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